日本モノポリー協会 公式ブログ

天使と悪魔が徹夜する!世界で5億人以上のファンがいる世界No.1ボードゲーム「モノポリー」について、日本での普及活動を実施している「日本モノポリー協会」が発信する公式ブログです。

ようやく訪れた秋にモノポリーを始めてみませんか?

 

皆さん、こんにちは。

 

自家焙煎のコーヒーやソフトドリンクをいただきながらモノポリーを楽しむ「モノポリーライト」が9月28日(日)13~16時に東京・八丁堀にて開催されます。

舘田@2017年度日本チャンピオンの素敵なお店で、挽きたてのコーヒーやソフトドリンクが飲み放題の中、モノポリーを楽しんでみませんか?

 

日本モノポリー協会のイベントに初めて参加される方にはほぼ日「やさしいタオル」(ハンドタオル・柄は選べません)をプレゼント!

趣味に遊びにいそしむにはよい季節である秋に

世界NO.1ボードゲームモノポリー」を始めるチャンスをお見逃しなく!

 

さて、モノポリー界にとっての秋といえば世界選手権ですね。

コロナ禍もあって2015年マカオ大会以来、開催されていないのは残念ですが、

私が関わった2000年以降の4つの世界選手権は全て秋開催でした。

 

今回は少しばかり古い話となる、

2000年のトロント大会の思い出を記したいと思います。

世界選手権の開催都市は固定化されておらず、

様々な都市で開催されます。

2004年はアジア初開催となる東京(六本木ヒルズ)、

2009年はラスベガス、

2015年はマカオでした。

また、中止になりましたが、2000年は香港の予定でした。

 

モノポリーグローバル化を反映してか、

アメリカ中心→ヨーロッパ中心→アジアなど欧米以外の都市へと

開催大陸が広がっております。

 

私こと岡田@2000年世界チャンピオンが出場した2000年のトロント大会は

ロンドン(1988年。百田さんが日本人初の世界チャンピオンに)、

ベルリン(1992年。糸井@日本モノポリー協会会長が初出場・8位入賞!)、

モンテカルロ(1996年)とヨーロッパ開催が続いた後に、

久しぶりの北米大陸の開催となりました。

 

久しぶりの北米開催とあって、トロントの盛り上がりはすごく、

東京駅のような巨大駅に世界選手権の大きな垂れ幕があったり、

決勝の会場は体育館のようなところで

出場者としては「これぞ世界一決定戦」というイベントに感激したのですが、

私こと岡田@2000年世界チャンピオンとして大きな思い出は別にあります。

トロント随一の巨大駅に掲げられた、巨大な世界選手権のポスター。トロント市内では世界選手権の結果をメディアの速報を通じて知った市民の方がちらほらといらっしゃって、世界チャンピオンになって繁華街に出かけると、何人かから声がかかるほどでした)

 

当時の世界大会は予選3ゲームの後の夜のディナー兼表彰式にて

翌日開催される決勝への進出者が発表される形式でしたが、

予選終了後すぐに、決勝進出者にはその旨をこっそり伝えられ、

決勝で着用するタキシードを採寸するという時間がありました。

(決勝出場者のうち、男性は全員、タキシード姿でプレーしました<左から二人目が岡田>。なお、決勝進出者のうち、スコットランドの女性の方のみ、自ら持参された民族衣装を着用されました)

 

その控室のTVで放映されていたのは

野球の米国大リーグのワールドシリーズ

「ニューヨークヤンキース対ニューヨークメッツ」の

いわゆる「サブウェイシリーズ」でした。

(互いのホーム球場が地下鉄で結ばれているため)

 

このイベント、当時は北米大陸では異常なほど注目を浴びていて、

トロントはニューヨークに比較的近いこともあって、

タキシード採寸の控室でも

北米大陸出身の方々を中心に話題になっていました。

 

そこで、「翌日の決勝は午前開催なので夜開催のサブウェイシリーズとかぶらないね。

新世界チャンピオン誕生は各種メディアで大きく速報されるはず。」

と言われた際、私は以下のように発言しました。

 

「決勝進出者5人のうち、おそらく、日本だけはライブの取材に来ないね

日本ではプロ野球の日本シリーズの方が大きな話題になっているから、仕方ないけど」

 

そうです。

2025年の今年、「ミスタープロ野球長嶋茂雄さんがお亡くなりになりましたが、

私の記憶では選手というよりジャイアンツの監督としてのイメージが強く、

その中でも王監督率いるダイエーホークス(当時)と日本一を競った

2000年の「ON日本シリーズ」の印象が強いです。

当時の日本では、この世紀のイベントに注目がほぼ集まっており、

モノポリー世界選手権の取材がなくても当然でした。

 

ところが、私のこの発言を聞いて、ハンガリーの通訳の方が力説しました。

「日本のメディアはなんと見る目がないことか。

Mr.オカダは予選3連勝でダントツの1位通過。

つまり、日本人が頂点に立つ可能性が相当ある。

日本国内の野球のイベントがどれほどビッグイベントであっても、

世界No.1ボードゲームで自国民がチャンピオンに輝くことも

貴重なニュースソースであるのは間違いない。

本当にもったいないね。優勝して日本のメディアを見返してやれば?」

(決勝のメディアの様子。常にカメラがボード上やプレーヤーをとらえていました。ピンクの服装の人が日本の通訳の方で、非常に優秀でかつやさしい人でした。その右隣が岡田)

 

(決勝で勝利し、世界チャンピオンとして多数のメディアに囲まれる様子。2時間ほど集団で取材を受け、その後、別室にて1時間ほど、電話にて遠隔で数社の取材を受けました)

 

私こと岡田はこの発言に驚くとともに、

決勝への闘志を燃やすきっかけの一つになりました。

ハンガリーの通訳の方には大感謝ですね。

出身国のメディアのライブの取材がただ一人なかった私こと岡田が優勝し、

CNNなどのメディアで世界中に速報された後、

その速報を見たNY駐在の日本メディアから

夜になって慌てて取材が来るという流れになりました。

「岡田さん、初めまして。こちらNYで世界チャンピオンになられたという報道が続々と流れていますので、ホテルに電話させていただきました!」

その後、結果的ではありますが、NHKではお昼のニュースで大きく扱ってもらうなど、

取り上げてくれるメディアは結構多かったですね。

 

あのON日本シリーズとメディア取材を競ったほど(笑)の世界No.1ボードゲーム

今回のモノポリーライトでぜひ始めてみませんか?

 

(文章:日本モノポリー協会専務理事・

    2000年モノポリー世界チャンピオン 岡田豊